理事長挨拶

MESSAGE

ご挨拶

社会福祉法人聖恵会 理事長 川崎俊和

地域に寄り添い、支え合う。一人ひとりの自立と社会参加を目指します。

sample

▲福祉事業に尽力した
設立者の井原牧生氏

大きな安心と働く喜びをサポート

 聖恵会は、1960年1月、忠海キリスト教会の会堂の片隅で産声を上げました。その当時、障がいのある方が働く機会は大変乏しい状況でした。「働く場所がないのなら、自分たちで作ろう」、そうした想いから、自身、障がいのある牧師井原牧生は、妻初子と障がいのある研修生3名と共に祈り、タイプライター印刷を始めました。聖恵会の始まりです。

 それから六十数年の時が経ちました。社会は変化し、戦後一部の人々の為の福祉であったものが、国民すべて福祉サービスの対象となる時代になりました。言い方を変えると、福祉サービスが現代社会を支えているのです。物事が複雑化し、高度化する現代社会において、福祉サービスもより高い専門性が求められるようになっています。聖恵会は、地域の方々のお支えによって、前述の小さな働きから徐々に複数の多様な事業への変貌を遂げました。そして今も、社会、特に地域社会を支える為に、情熱、愛、そして、信仰を持って挑戦を続けています。

 但し、土台のない情熱や愛、無謀な挑戦は、むしろ人を傷つけてしまう可能性があります。理念を踏まえた、適切な知恵や知識に基づいた行動でなければなりません。その為には、理念をもとに、専門知識に基づいた多様な経験を大切にし、また、それらをしっかりと知恵や知識に変える学び、訓練を絶えず行っていくことが必要です。そうした認識の下、組織作りを行っています。

 私たちの理念は、「支えあう社会の実現」です。誰しも一人で生きていくことはできません。人は支えられながら生きています。また場面が変われば、支えながら生きています。当たり前のようですが、現代社会では、その意識が希薄になっていないでしょうか。支え合う意識を高め、力を養い、豊かな社会を実現していきたい、そうした想いの下、私たちは事業を行っています。

 皆さま、どうぞ、ご指導、ご支援を宜しくお願い致します。

社会福祉法人聖恵会 理事長遠部敦也

キリスト教精神に基づく社会福祉支援を通じて、
利用者が豊かに生きられる社会づくりへ。

聖恵会5つの約束(経営方針)

  1. 利用者の安全に配慮した支援をいたします。

    常に利用者の動向を見守り、病気やケガ、その他のアクシデントの未然防止に努めます。さらに、事故などが起きた場合は、適切かつ迅速な対応をいたします。

  2. 利用者の自由・自己選択を尊重いたします。

    利用者が望む多様なライフスタイルを尊重します。また、利用者の思いを受け入れ、生きる喜びや意欲が大きなものになるようサポートしていきます。

  3. 個人の能力を発揮できる環境を整えます。

    利用者が生産活動に参加し自らの能力を発揮できるよう、個々の意向、趣向、障がいの特性、その他の事情を踏まえた福祉サービスの提供および環境整備に努めます。

  4. 利用者の人権を守ります。

    人間が生まれながらに持っている権利を擁護し「その人らしさ」を尊重します。

  5. 個人情報の保護を徹底いたします。

    公共的かつ信頼性の高い施設運営に努めるとともに、個人情報に関する法令および当施設の運営規程を遵守し、職員への周知徹底を継続的に行います。